So-net無料ブログ作成

成田空港で誘導路を外れる [航空関係]

JAL がまたやってくれましたが、飲酒問題で叩かれているこの時期、首脳陣も頭が痛いことでしょう。

1.jpg
JAL はターミナル2ですので赤線のルートでタクシーするよう指示されたと考えますが、脱輪した位置がちょっと腑に落ちません。
スリップするとすれば、もう少し速度が速いと考えられる滑走路から高速離脱用誘導路に進入した辺りになると思うのですが、かなり先まで行って脱輪してます。ホッとっして油断してしまったのか?
下の写真を見ますと、ブレーキが効かずに慌てて?リバースにしたのか、リバース・ドアが開いていて雪が舞い上がっています。

3.jpg
そこで航空評論家を真似て推測してみますと、誘導路に入って速度が落ちたので Reverse Idle から Forward Idle に戻してしまったのではないのか?
最新の機体はエンジンの推力が大きいので、Idle でもかなりの推力を発生します。
Reverse Idle から Forward Idle に戻した瞬間、ググ~ッと背中を押されたような行き足がついてしまうのです。

reverse-opration.gif

ただし、Slippery Runway における Reverse Operation の表現は微妙に違っていまして「60KT になったら Reverse Thrust を戻しはじめ、Safe Taxi Speed になるまでに Idle Reverse に戻す」と表現されています。その先のこと、いつ Forward Thrrust にするかはパイロット判断と言うことでしょう。

4.jpg
それにしても素人(失礼)の証言の当てにならないこと。当該機の乗客だった女性がテレビのインタビューに応えて証言してました。
「タイヤが空回りしてました」と。少しでも飛行機のことが分かっていれば、あり得ない証言ですよね。
機体をなかなか動かせなくて、最後は機体を残したままA滑走路の運用を再開したようです。
A滑走路が使えないのでは出発機に多大な影響が出ますので。

PS:コメントに関連して、新千歳の SNOWTAM を載せておきます。

1.gif滑走路の方はしっかりと除雪してあるようですが、誘導路までは手が回らない?



日教組の教育研究全国集会が1日から始まったらしいが、委員長が強調したのは「憲法、平和と民主主義」だったらしい。子供一人の命も救えなくて、何を大言壮語な言い草を。まずは足下を見なさいな。
そして北朝鮮による日本人拉致問題。分科会では鳥取の高校教師が「在日コリアンの生徒を傷つけ、朝鮮人に対する憎悪を助長する恐れがある」として、拉致被害者である横田めぐみさんを題材にしたDVD(めぐみ)の学校での上映を批判したという。
彼らに自身の国がどんなことをしたのかを教えることにやぶさかではあるまいに。
日本人には「歴史に学べ」と言っておきながら、この二重基準、呆れてしまう。
nice!(19)  コメント(8) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 19

コメント 8

BWGS

 雪が降った後、溶けてなくなっていて凍っていないようにみえても、気温にもよりますが路面が濡れているところは気を使います。

 エンジンの排熱が路面にあたるとはいえ、それが常に連続しているならまだしも、断続的になりますし道路交通のように数えきれないぐらいの車両が通過するわけでもないので、先行機との間隔によっては時間差が生じて路面に残っている水分の温度はさほど変わりはなく。

 こういう時は特に要注意だと、個人的にはそう認識しています。ブラックバーンやミラーバーンに近い状態であったかどうかは定かではありませんが、いくら着陸の時の路面との摩擦があったとしても、レースをするときのようにタイヤが完全に温まって「ならし」が終わった状態とはまた違いますので、そのあたりのことも含めての判断も時には必要なのでは?

 と思う時もありますが、全ての乗員がレースなどの経験があるとは限りませんので、普段思っていることの一つを少し触れてみました。特にバイクに乗っていれば、タイヤのある種の「準備運動」が終わる前と後とではグリップの差やそれによる取り回しの違いがよく分かります。この点はFDさんはよくご存じだと思います。
by BWGS (2019-02-03 05:44) 

無責任一代男

航空機のタイヤってー50度の所から降りてきて初めて着地するわけですから温める事は出来ないですね。そんな使い方にふさわしいゴムが使われるのでしょうが氷の上ではかなり難しい操作になりますね。
航空評論家?FDさんの推測はいつも納得します。タイヤがロックするなら重大な故障ですし、空回りってどんなんやねん、と思いますがな。
空港を使えなくしたら損害賠償請求が来るのだろうか?
by 無責任一代男 (2019-02-03 09:57) 

皮算用

高速離脱用誘導路への旋回ですが、自動車のようにアウト・イン・アウトのライン取りで旋回するのであれば、オーバースピードの際に、JAL便がコースアウトしたあたりで、外れると思います。一方、乗客として飛行機の乗っている印象だと、滑走路から高速離脱用誘導路に接続する地点できっちり旋回し、高速離脱用誘導路自体はまっすぐ走っている印象があります。高速離脱用誘導路をまっすぐ走っているのであれば、万一誤操作で推力が増加しても、その後の右旋回で曲がり切れないだけで、高速離脱用誘導路を左にそれる力にはならないような気がします。

高速離脱用誘導路への旋回って、アウト・イン・アウトでルーズに曲がるものなのですか。
by 皮算用 (2019-02-03 10:59) 

FD

成田の運用開始は(空港は24H運用)6時からですので740便は何機目の到着だったのでしょう?誘導路A-6の路面状態の報告はなかったのか?
飛行機のタイヤはレーシング・タイヤで言えば【ソフト】でしょうか。



女性は「脱輪し、脱出しようとしていた時に空回りしていた」と言っていた
ようなのですが、車と違って飛行機はタイヤを駆動して地上滑走する訳
ではありませんからね。


飛行機は滑走路から離脱する時は仰るようにきっちり減速して旋回します。
今回のように凍結している時はなおさらのこと。
乗員は「ブレーキが効かなくて、滑った感覚があった」と言っている
そうですが、滑走路離脱時にもしスリップしたのであれば、もう少し
早い段階で脱輪する様な気がします。
コックピットからはメイン・ギアの位置(軌跡)がよく分かりませんので
アウト・イン・アウトで走行はしません。
自身がCenter Line のやや外側を通るようにしていました。

by FD (2019-02-03 16:41) 

Gen.Lee

航空機の車輪は駆動されていませんから空回り
という表現は誤りですね、それを報道してしまう
TVはあほの極み。
ヨットの追い風接岸はアンカーを入れてバウラインを左右
とるまでは微速前進ですが、ボートの方は接岸前にゴースタン
海軍ではゴスタンといっていたそうですが、これは危険です
船体にも乗員にもです。
航空機の内輪差は大きいでしょうね。
タイアも規定のものでしょうから凍結路面用もないでしょうに。
rjff近郊では路面凍結は稀ですが、その時は私はtaxi利用です。


by Gen.Lee (2019-02-03 19:20) 

FD

大型旅客機の内輪差はかなり大きいですね。
B777-300 にはメイン・ギアの位置を確認するためのカメラが水平尾翼
に装備されています。
-200 と -300 の操縦免許は共通なのですが、このカメラを体験するためのシミュレータによる経験が必要でした。
-300 が導入された当時の話しなのですが、那覇の泊まり明けで乗員が空港へ行ってみますと、最終便で到着して駐機していたのは-300
彼らはまだこの経験をしていませんでしたので乗務することが出来ず
代わりの乗員を送り込むために出発が遅れたことがありました。

by FD (2019-02-05 17:10) 

nobody

報道によれば、この誘導路に凍結防止剤が散布されていなかった
ようです。部分的に凍結していたのかもしれません。
後続との間隔がどれだけあったのかわかりませんが、滑走路の
コンディションがGoodとか報告されていたのなら、誘導路だけ
が凍結している警戒はしないでしょうから、今回のような事象
が起きてしまうこともあるのではないでしょうか。
by nobody (2019-02-11 18:07) 

FD

滑走路や誘導路に雪があったり、滑りやすい時には SNOWTAM
によって、Braking Action や積雪が報じられます。
本文の方に新千歳の SNOWTAM の画像を追加しておきます。

by FD (2019-02-13 14:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。