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中国資本に乗っ取られているハリウッド? [映画]

WOWOW で『オデッセイ』と言う、名作『エイリアン』のリドリー・スコット監督の映画を観たのですが、火星に一人取り残された宇宙飛行士を救うために、最後は中国の助けを借りるストーリーは、中国資本の前にひれ伏しての結末なのか?

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そう言えば、
『グラビティ』と言う、馬鹿馬鹿しい映画もあったが、最後は中国の宇宙船で地球に帰還する筋書きになっていたね。1.jpg 
更に、ブルース・ウィリスが出演し、習近平指導部がバックアップして製作費70億円が投じられた映画『大爆撃』とやら。中国本土のみならず、米国でも公開が待たれているとのことだが、製作会社が破綻寸前で、封切りのメドさえ立っていないとのこと。
映画のテーマは重慶への空爆で、むこの市民1万人以上殺害した旧日本軍の残虐性だそうだが、史実として確たる証拠はないらしいので、例によって中国のプロパガンダという事になってしまう。
中国の嘘八百に付き合わされている、米国の無知な連中には呆れてしまうよ。
米国による日本各地への空襲や東京大空襲、広島・長崎への原爆投下は、隠し通すことができない事実だけどね。


沖縄でのオスプレイの事故。米軍の発表通りであれば、
市街地への被害を避けるため、海岸手前の浅瀬に不時着したことは評価されるのだろうが、米軍トップの四軍調整官のコメントは、現在の沖縄の状況をわきまえぬ、無知で下品な発言だったね。また、
辺野古への移設反対派が、この事故をきっかけに移転反対を声高に叫んでいるようだが、こいつらは無知を通り越して大馬鹿者としか言いようがない。
万が一の被害を最小限にするために、市街地の中にある普天間から海岸近くの辺野古に移設する計画なのに、それに反対している。理論が破綻しているよ。以前、
米軍飛行場近くに小学校があるのは危険だと言うことで、米軍から用地の提供を受けて移転を進めようとしたら、反対運動が持ち上がって断念した経緯があった。
飛行場近くに学校があった方が、基地反対運動が盛り上がるとの理屈だったらしい。
児童の安全よりも、自分たちの反対運動の大義名分の方が大事なんだよ、エセ市民。

沖縄の基地問題を語る時、一部の有識者?は「沖縄の人達への差別意識がある」と言っているようだが、皆さんはそんな意識を持っていますか?言うまでもなくそんな意識はありませんよね。
むしろ差別があると主張する輩こそ、そんな意識を持っているのではないか?エセ人権派。



話は変わって、東京五輪バレー会場問題。小池知事は横浜を断念して、最初の計画通り『有明アリーナ』を建設することになったようだが、ボート・水泳・バレーボール会場の騒動は何だったんだ?
小池知事の言い訳は?予想通り「有明アリーナの建設費を404億円から339億円へ削減できた」とのことだったが、あと一年もすれば建設費が高騰し、元の木阿弥になることは火を見るより明らかでしょうよ。更に小池知事は、
16日の定例記者会見で、自身が主宰する「希望の塾」の塾生のうち、国政や首長、地方議員の選挙への出馬希望者が約3000人に上ることを明らかにした。とのことだが、
出馬希望者のうちの何人が選挙に出るための多大な費用について認識しているのか疑わしい。
まさか!小池知事が出してくれると思っているのではないだろうね?

フューリーとザ・フューリー [映画]

月末近くになりますと、次の月の放送予定が WOWOW から送られてきますので、8月の予定から録画したい番組をアイウエオ順に並んだ『全番組解説』から選んでいくのですが、最初に目に付いたのが 「ザ・フューリー 烈火の戦場」と言う映画。
「オッ、ブラッド・ピット主演の映画がさっそく放映されるのか!」と思って、録画予約のマークを番組表にマジックを使って書き込んだのでした。
そして更に番組表をたどっていきますと・・・・・・ウン?またありましたよ、
今度はただの 「フューリー」 が。
そして解説には、「ブラッド・ピットが主演・共同製作総指揮を務めた戦争アクション」となっているではありませんか!

1.jpgフューリーの公式 HP より。

成る程ね、二つのフューリーの謎が解けましたよ。話題の映画に似た邦題を付けて、間違えた観客の足を、あわよくば映画館まで運ばせようとする高等だまし戦術。

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こちらの原題は “ SAINTS AND SOLDIERS:BATTLE OF THE TANKS ” でしたが、
同じ14年製作の戦車が主役の戦争映画、実際にだまされた人が居たのでしょうか?

便乗だろうが何だろうが、映画は面白ければ文句はない。まずは本命の「フューリー」
ただ戦争だけを描くのではなく、人間も描こうとしていると言えば聞こえはいいが、独軍のタイガー戦車(オタクはティガーと呼ぶらしい)との息詰まる戦闘シーンを期待すると見事に裏切られてしまいます。
戦闘シーンもあるにはあるのですが、ほんの5分程度の白兵戦で、タイガーの後ろから徹甲弾を撃ち込んでお終い。そして最後は動かなくなった戦車にこもって激しい銃撃戦。
鉄砲の弾をぶちかますだけのアクション映画に成り下がってしまっていた。ランボーか?
ピットさん、大作映画を製作するとなると、評論家の目が気になりますか?我々観客は、純粋に戦車が主役の映画を楽しみたいだけなのですが、評論家は理屈っぽい映画を評価する。
最後に質問。戦車の下をのぞいたドイツ兵、見逃してくれたと理解していいのでしょうか?

一方の「ザ・フューリー」便乗したにしては悪くなかったと思いますよ。兵隊同士の人種差別を描いていたりしてね。ただ、戦車同士の戦闘は、ジオラマの中を見ているようでしたが。
映画の主役の M18駆逐戦車。シャーマン戦車などと比べますと、随分と近代的な姿をしてますね。



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小型機の事故が連続して起きていますが、慎重に飛ばして頂かないと、自分たちの首を絞めることにもなりかねませんよ。

アギーレ/神の怒り [映画]

と言う西ドイツ映画。
1560年、伝説の黄金郷エル・ドラドを求めてアマゾンの奥地へと足を踏み入れたスペインの探検隊。その先遣隊の副隊長を務めるアギーレが、原住民の襲撃など数々の困難が降りかかる中、次第に狂気に駆られていき、絶望的な状況の下で隊が全滅してしまうと言う非常に後味の悪い映画でした。
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「2005年にタイム誌が選ぶ歴代映画ベスト100に選出された」というのが信じられない。
評価する声も多いようですが、険しい山中を難儀しながら踏み越えていくなど、とても耐えられない私としては、二度と観たくない映画の一つです。

そして、日本サッカー体表チームの監督として迎えられた、ハビエル・アギーレ の名前を聞いた時の嫌悪感の正体。よくよく考えますと、この映画の影響だったのでしょう。
映画と違って現実のアギーレ八百長疑惑。後味良く決着する事が出来るのか?日本サッカー協会のお粗末な対応が続くのか?アジア・カップの最中でもあり、ファンにとっては目が離せないでしょうね。


陸上自衛隊の監視部隊の配備が計画されている沖縄県の与那国島で、配備の賛否を問う住民投票が来月22日に行われることになったそうだが、島の未来を考えてもらいたいとして、中学生以上の未成年にも投票資格を与えるほか、永住外国人にも投票を認める としているそうな。

中学生を生くさい住民投票に巻き込むことへの是非は別として、いったい島の野党連中は何を考えているのか?!住民投票の結果に強制力がないとは言え、日本の重要な防衛政策の行方を永住外国人にも決めてもらうとは。その数は少ないであろうが、アギーレ以上の狂気の沙汰である。

最近観た映画 [映画]

まずは、リメイク版の『ロボコップ』

1.jpg前作を超えられないのがリメイク版の宿命とは言え、ど派手な撃ち合いだけが売り物のようでしたし、前作ではあったユーモアのセンスも皆無でした。
はっきり言って駄作。口直しに前作のロボコップを観る事にしましょう。
まあ、金を払って映画館まで見に行った訳ではないので、文句は言いませんが。


一方、あまり期待していなかったのに(かなり以前から WOWOW で放映されていた)ハラハラドキドキ、結構楽しめたのが、トム・ハンクス主演の『キャプテン・フィリップス』

2.jpgハンクスが船長を務めるコンテナ船がソマリアの海賊に乗っ取られる話なのですが、高速で追尾する海賊船を振り切ろうと、右に左に船を旋回させながら逃げ回る場面は、緊迫感があって手に汗を握りました。
写真のように、海賊が船によじ登って来るのを妨害するための放水装置があるのですが、放水では生ぬるい。完全に防ぐためには、火炎放射器が必要でしょう。
ただ、あまりに手荒な事をすると乗っ取られてしまった場合の報復が怖いし、難しい対応を迫られますよね。


もう一つ、パニック イン スタジアム。原題は Two Minute Warning

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かなり古い映画でレーザー・ディスクでは持っていたのですが、新たに DVD を購入しました。
色々な人生模様を持った人達がスーパーボウルの行われるオリンピック・メモリアル・コロシアムに集まって来るのですが、試合の最後の最後(2 Minute Warning)になって、聖火台下に潜んでいたライフル魔による銃の乱射が始まってしまい、10万人の観衆が先を争って逃げまどうパニック映画なのです。
犯人は SWAT によって射殺されるのですが、動機などは全く不明のままで映画は終わります。
まさに銃社会・米国の怖さを見せつけるような映画でした。
それにしても、主演が銃規制が検討されるたびに猛烈なロビー活動を行って反対運動を行う、全米ライフル協会の会長だったチャールトン・ヘストンとは何と皮肉な取り合わせでしょうか。



先日の新聞にまた、リターン・ライダーの話が載っていたのですが、念願叶って購入したという1,200ccの大型バイクに乗っての課題。「膝で押さえて乗るので体力が要る。駅でも会社でも階段を使って足腰を鍛えている」との事でしたが、重さ250キロのバイクを押したり引いたりする時ならともかく、乗りこなすのにそんなに体力が必要ですかね。
例のニー・グリップとやらで無理やりバイクをねじ伏せてるんじゃないの?こんな風に。

point03_b.jpg何だか下半身が窮屈そうですよ、お巡りさん。腕も突っ張っているし。
ビギナー・ライダーの皆さん、そろそろニー・グリップの呪縛からおさらばしませんか。
ニー・グリップするという事は、膝の所を紐で縛って歩くのと、同じ事なんですよ。

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こらっフレディー、ニー・グリップせんかい! ハンドルを握る腕もリラックスしているでしょ。

映画『永遠の0』 [映画]

WOWOWで映画 永遠の0 を観ました。
出来が良くないと聞いていましたので、あまり期待していなかったのですが、予想していたよりは見応えがありました。特にCGが凄かったですね。空母・赤城などはよく出来てました。
今月のWOWOWでは、『太平洋の嵐』や『連合艦隊』など昔の特撮戦争映画を放映していましたが、機動部隊の戦闘シーンなどでは迫力に格段の違いがありましたからね。
「どうせCGさ」としらけることがあるのも事実なのですが。

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ただ、この映画でどうにも我慢がならなかったのは、映画の脚本が原作から大幅に変更されている部分があったこと。百田氏はよくこの脚本を承認しましたね。まず1カ所、

「特攻隊員は9・11などの自爆テロリストと同じだ」と主張する朝日(恐らく)の新聞記者に、山本學が激高して「特攻隊は空母などの殺人兵器を攻撃したのであって、無この一般市民を犠牲にするテロリストとは全く違う!」と原作通りに一喝するシーンを期待していたのですが、孫息子と友人が合コンパーティーの席で激論するシーンへと脚本が変更されていました。朝日の差し金だったのでしょうか?
この映画の製作に朝日新聞が関わったのは、朝日隠しの脚本に変えさせるためだったのかと、勘ぐりたくなってしまいます。

更にもう一つ、これは原作のエピローグにも関わって来ることなのですが、ラバウルで撃墜したB17の搭乗員のポケットから恋人(妻?)の裸の写真が出てきたのです。
「こいつらこんな写真を持って戦ってやがった」と、初めて目にする女性の裸の写真に衝撃を受け、写真を奪い合う若い兵隊達を宮部は思わず殴りつけ、遺体のポケットに写真を戻しながら「一緒に葬ってやりたい」と言うのでした。
当時の若い兵隊達は、女性の裸を見たこともなく、セックスの経験もないまま死んでいったのです。
このことがエピローグへの伏線となっているのですが、この場面も見事にカット。逆にどうでもいいようなシーンが残されているのです。

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結末を明かしてしまいますと、近接信管による猛烈な対空砲火をかいくぐって、宮部の特攻機は見事米空母の飛行甲板に命中するのですが、搭載していた爆弾は不発だったのです。
小説を読んでいて、この予想外の展開に「う~ん、そんな・・・」とうなってしまいました。
しかし、その展開ゆえにその後の感動的なエピローグが成り立つのですが、その手前で映画は終わってしまいました。

小説が映画化された時、「脚本家のアホが!原作を台無しにしやがって」と憤慨することが多々あるのですが、ひょっとしたらディレクターズ・カット版が創られるかもしれませんので、それに期待しましょう。
映画の結末を二通り撮っておいて、後でどちらか一方を選ぶことが、よくあると言うではありませんか。

ところでこの小説や映画を「特攻隊を美化している」だの「作り話であり得ない設定」などと批判している御仁がいるそうだが、映画は全て作り話でしょう。『スターウォーズ』を作り話だと言ってどうするよ。
戦国物にしろ戦争映画にしろ、変えることの出来ない史実はそのままに、色々な作り話を付け加えるのが映画というモノでしょうよ。それに特攻隊を美化して何が悪い?

特に井筒和幸と言う監督は最低だね。「(映画を)見たことを記憶から消したくなった」などとほざいているようだが、お前はどんな映画を撮ってきたよ?他人の映画を批判する前に、これまでに撮ってきた自身の映画を振り返って見ろよ。
撮影中の死亡事故も起こしているらしいではないか。

お歯黒 [映画]

WOWOWで三谷幸喜監督の『清洲会議』を観ました。
ずっこけ調でそこそこ面白かったのですが、信長の妹、お市の方役の鈴木京香のプロ根性には脱帽しました。今風の女優が嫌がるお歯黒をちゃんとしてましたからね。
どこまで史実に忠実であるべきかは分かりませんが、見苦しいと言うことで女優が嫌がるお歯黒の是非はどうでしょうか?
また、権六(柴田勝家)のアホぶり、役所広司がよくこの役を引き受けましたね!三谷監督の実力か?


話は変わってmotoGPサンマリノ。
ロッシが一年ぶり、今期初めての勝利(ヤマハとしても)を収めました。

1.jpgレースが行われたシモンチェリ・サーキットはロッシの出身地から10キロ程しか離れていないと言うことで、観客の熱狂は凄かったですね!

そして、何という皮肉か、ロッシが勝利を収めた同じ日に、我が家の老犬ロッシが死にました。
もう13歳でお尻の辺りに大きな腫れ物が出来ていたり、後足もむくんでいて起き上がることもままならない状態でしたので、最悪安楽死か?と覚悟をしていたのですが、静かに逝ってくれました。
同じ部屋に寝ていながら、朝まで異変に気付きませんでしたが、目を開けたまま死んでいたのが哀れでした。
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あああああああ仔犬の時、沖縄から飛行機に乗って我が家へとやって来ました。

仔犬でやって来て、アッという間に私の歳を追い越し、老いて先に逝ってしまう。本当に哀れです。

犬とは面白いことに、死んでしまったらただの物体だと感じるのか、もう一匹の飼い犬イタリアン・グレイハウンドは元相棒に興味も示さないのです。寝たきりの時でも生きていれば色々とちょっかいを出すのにね。
この辺り、欧米人の感覚と似ているような気がします。私がどうしても違和感を覚えるのが埋葬の場面。彼らは埋葬を最期まで見届けずに、あとは墓堀人に任せてさっさと帰ってしまいますよね。日本人では考えられない所業です。
欧米人にとって遺体とは、魂の抜けたただの物体との認識だと聞いたことがありますが、犬と同じ感覚なのか?

GODZILLA [映画]

映画館で映画を観るのは何年ぶりだったでしょうか?
女房とハリウッド版GODZILLAを観てきました。
夏休みなのでガキどもが大勢押しかけているのではと思い、インターネットで事前予約しておいたのですが、来ていたのは年寄りばかりで平均年齢は50歳ほどだったでしょうか。
130席の劇場の1/3程度が埋まっているだけでした。ちょっと寂しい?
ガキどもは吹き替え版の方へ行ったのかな?

実はこの映画の前に、永遠のを観に行くつもりでいたのですが、実際に映画を観た人の話を聞いて、金を払ってまで映画館へ行く気をなくしてしまったのでした。
その訳、
朝日新聞が製作に関わっていたこと。特攻隊員の物語に朝日が関わるとは場違いにも程がある。
しかも小説では、特攻隊員は9.11の自爆テロリストと同じだと主張する朝日(と思われる)の記者と激論となった元隊員が激高する場面があるのですが、映画ではカットされているとの事でした。
著者の百田氏はこの脚本をよく了承しましたね!勘ぐれば、朝日がこの映画に関わったのは、このエピソードを排除するためだったのではと思われてなりません。
百田氏と淺卑新聞は犬猿の仲のはずですがね~

http://search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A3xTkOm659hT82MAylmJBtF7?p=%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E+%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB%E5%A7%94%E5%93%A1%E3%81%AE%E7%99%BE%E7%94%B0%E6%B0%8F%E3%82%92%E6%89%B9%E5%88%A4&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=&afs=

更にもう一つ、家で思い切り泣きながら観たいと思ったからでもあるのですが。

今年でゴジラ生誕60周年とのことですが、ゴジラ映画の様変わりも激しかったですね。
私が思うには、大人の鑑賞に堪えられるのはアンギラスが登場する2作目まで。それ以降は子供だましのお子様ランチ風でした。ゴジラがシェーなんかしたりしてね。

そして、原点に帰るとして公開されたのが84年版ゴジラでした。しかしこれが酷かった。
かまやつひろしや武田鉄矢をチョイ出しして笑いを取ろうとしたり、鳥の鳴き声だか何だかを研究してゴジラの帰巣本能を刺激したりと、つまらない脚本に終始しました。
なかでも酷かったのが、新宿副都心でのクライマックス。スーパーX(なんと陳腐な命名でしょう)なる首都防衛戦闘機とゴジラの格闘が、まるでヘビー級ボクサーが足を止めて打ち合っているような躍動感のなさで、興ざめしたものでした。
私が監督(脚本家)なら、自衛隊の攻撃ヘリが副都心のビル群を盾にしながら、スターウォーズの空中戦のような迫力でゴジラと戦う筋立てにしましたよ。

ハリウッド版の一作目も、ゴジラ・ファンからすれば「あんなのゴジラじゃないよ!でかいトカゲ、ただの恐竜じゃないか」と言いたくなりましたからね。

で、本題の最新版GODZILLAですが、そこそこに面白かったと言えるのでは。未知との遭遇やエイリアンの影響も見受けられましたが。
また、我が家にもサラウンド・システムは一応あるのですが、映画館の音響はさすがに別格、迫力がありました。

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ああ公式HPより。
ああただし、
主役の出番が少なかったのが残念。色々なエピソードを入れすぎて、ゴジラ映画の醍醐味が見えにくかったのではと感じた次第でした。

ヒッチコック [映画]

WOWOW で映画 『ヒッチコック』 を観ました。
それにしても、アンソニー・ホプキンスの変わりようには驚かされました。

blog14.5.1hitchcock.jpg声と話し方で気が付きましたが。

どこまでが真実で、どこが創作なのかは分かりませんが、ヒッチコックほどの巨匠でも好きなように映画を撮ることが出来ないんですね。
この映画、『サイコ』 の制作過程の話なのですが、映画の中ではパラマウントのスタジオでサイコを撮ってました。ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにベイツ・モーテルの母屋が残してありますので、サイコと言えばユニバーサルかと思っていたのですが・・・・・
この映画を観ると、当然サイコを観たくなるのですが、私もさっそく観てみましたところ、映画の冒頭、ユニバーサルのロゴが出た後にパラマウントのロゴが出てきましたね。

三流の映画では、出来の悪さをカバーするため観光地巡りをするのが定番なのですが、ヒッチコックは違います。例えば 『裏窓』、カメラは主人公のジェームス・スチュワートの部屋から一歩も外に出ないのです。
そして、アパートに囲まれた中庭の先の隙間から一寸だけ表通りが見えるのですが、それがまた重要な役目を果たすのです。
またヒッチコック映画の楽しみの一つが、ヒッチコック本人が映画の中に一寸だけ出てくることでしょうか。これをカメオ出演と言うそうですが、サイコでは主人公の女性が事務所へ帰ってきた時、歩道に立っていましたね。

ハリウッドではディカプリオがオスカーを取れないのが七不思議?だそうですが、ヒッチコックも一度も監督賞を取っていないとか。ハリウッドの嫌らしさを感じてしまいます。



話は変わって飛行機関連のインシデント。
ピーチの飛行機はどの進入方式で着陸しようとしていたのでしょう?そしてバーチカル・モードは何を使っていたのか。
報道では GPWS が作動したとありますが、車輪を下ろしてランディング・フラップにしていたら作動しないと思いますが。その状態で地面に接近するたびに作動していたら、永遠に着陸できません。
車輪は下ろしていたそうですので、ランディング・フラップにしていなかったのか?そんな低高度までランディング・フラップにしていなかったとなると、飛行機の関係位置と高度を全く把握していなかったことになりますね。

007 スカイフォール・プロメテウス [映画]

久しぶりに007シリーズの映画を観ました。もっとも映画館ではなく、WOWOWですが。
新聞か雑誌の映画評で、「久しぶりの快作」 としてありましたので期待していたのですが、ガッカリでしたね。

blog007skyfall.jpgオフィシャル・サイトより。

とにかくシナリオの手抜きがひどすぎました。カーチェイスと派手な銃撃戦さえ見せておけば観客は満足、細かい筋立てなどは省略してもかまわないとの考えだったのでしょうか?訳の分からない場面が多すぎました。

最初のクライマックス。列車の屋根の上で格闘していた007が、高さ100メーターはあろうかという鉄橋の上から川に転落し、更に滝壺にまで落ちて行ったのに、死なずに生きていた。何でだ?!
誰かに助けられたことを暗示するような場面もあるにはあったのですが、明確な説明はなし。

敵の首領を捕らえて厳重(そう)なガラスの檻に入れたのに-この辺り 「羊たちの沈黙」 を連想しました-いつの間にか脱走していて、どうやって逃げたのかの説明もなし。
レクター博士の脱走手順?はちゃんと説明されていましたよ。


ボヤキついでに 「プロメテウス」

blogprometheus2.jpgオフィシャル・サイトより。

SF映画の金字塔 「エイリアン」 の原点。しかも同じリドリー・スコット監督と言う事で期待していたのですが、これもよく分からない映画でした。まず冒頭にシーンの意味が分からない。更に、

なぜ隊員の一人だけが病原菌か何かに感染したのか?いつ女性の体内にエイリアンが棲み着いたのか?の説明もありませんでした。それとも私の理解力不足なのか?

両方ともまだまだ突っ込みどころはあるのですが・・・・・派手なCGとアクションを見せれば観客は満足すると思ったら大間違いですよ。

切腹 [映画]

いきなり物騒なタイトルとなってしまいましたが、小林正樹監督作品で仲代達矢が主演し、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した松竹映画の話なのです。
この映画、黒澤監督以外の時代劇作品の中では一番好きな映画なのですが、かなり昔にVHSビデオとして購入し、時々鑑賞しておりました。

寛永七年(関ヶ原から30年後)、井伊家上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が訪れ、玄関先での切腹を申し出る。
仕官もままならず生活にも困窮しているゆえ、屋敷の玄関先を借りて、いっそのこと切腹して果てたいとの願いだったのだが、井伊家江戸家老、斎藤勘解由(かげゆ)は、春先にも同じ申し出をしてきた若い浪人がいたとして、その顛末を半四郎に話すのだが、その話によると、
食い詰め浪人の当世流のたかりを苦々しく思っていた勘解由以下、井伊家の家臣達は、若侍の望み通りに切腹の場をしつらえてやるのだが、思惑が外れた若侍は狼狽し、いっ時の猶予を願いでたとの事。
だが家臣達は、今さら見苦しいとその願いを一蹴し、携えていた竹光での切腹を強要したと言うのだった。

その話を聞いても決意を変えない半四郎。そこでやむなく切腹の場を設けるのだが、庭先に端座した
半四郎は、介錯人として井伊家の使い手三名を次々と指名する。
だが三名の者は病気と称して出仕していなかったのだ。彼らの役宅に様子を見に行った使い番の帰りを待つ間、半四郎は静かに身の上話を語り出すのだが、それは井伊家を代表する武家社会の虚飾、不条理を暴き出す驚愕的な真実であった・・・・・


しかし時代も変わって、我が家のVHSレコーダーは粗大ゴミとして処分してしまいましたので、レーザー・ディスクとして購入していました [グラン・プリ(三船敏郎も出演)] と共に、業者にDVDへのダビングを依頼したのですが、LDの方はダビングに成功したものの、VHSビデオの方はダビング不可能との事で、そのまま送り返されて来たのでした。
気に入っている映画が観られなくて、辛い思い(ちょっと大袈裟)をしていたのですが、今月の30日に
NHK BSで放映すると言うではありませんか!千載一遇のチャンスと、さっそく録画予約を行った事は言うまでもありません。

ところがところが、暇にまかせて何か映画でも観ようかと、ビデオ・ラックの中をあさっておりますと、DVD版 [切腹] がラックの中に収まっていたではありませんか。何と、DVD版も新たに発売されていて、抜かりなく購入していたのでした。
購入しましたDVDソフトは2百本以上、テレビからダビングしたDVDも百本以上ありますので、ビデオ・ラックの中にある事に全く気が付かなかったのです。物忘れもここに極まれり?

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その映画 [切腹] では、
岩下志麻はちゃんとお歯黒をしておりました。今の時代劇で時代考証がなってない一番のものが、お歯黒ですよね。今の女優さん、脱ぐのはいとわなくとも、お歯黒だけはしたくないのだそうです。
私もお歯黒を見たい訳ではありませんので、黒子とは反対に、お歯黒は見えないけれど、している事として観る事にしましょう。

[切腹] のリメイクではありませんが、同じ原作(異聞浪人記)を元にした [一命] が上映中です。
「海老蔵一人が浮いている」 と言った批判もあり、評価が分かれているようですが、映画評論など所詮そんなもの。自分で観た上で判断するのが一番なのですが、金を払ってでも観るのか、WOWOWなどで放映されるのを待つのか、ここは思案のしどころです。

映画 [一命] の公式サイトには、

なぜ、男は、切腹を願い出たのか。
そこに、秘められた真の目的とは何かー。

2011年。
カンヌ国際映画祭で、
一本の日本映画が熱狂に包まれ、上映された。

とありますが、1963年に同じカンヌ映画祭に出品された [切腹] に言及しないのは如何なものか?
やはり先人には敬意を表するべきでしょう。



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スーパーの食品売り場などで買い物をしておりますと、カミさんを見失ってしまう事があります。
そんな時に探しやすいよう、「目印のために赤い風船でも付けとけよ」 と言ってみたのですが、応えは
「みっともないから嫌だ!」 ですと。アハハ、やっぱり駄目でしたか [わーい(嬉しい顔)]

久しぶりに映画鑑賞 [映画]

久しぶりの映画鑑賞に出掛ける事にしました。
上映館をインターネットで調べてみましたが、我が家の近くでは渋谷と横浜・黄金町の2館だけでしたので、地元の方へ行く事にしたのですが、昔懐かしい場末の映画館(失礼)と言った雰囲気でした。
子供の頃を思い出しましたね。
家の近くに名画座という映画館があって、常に3本立てを上映。弁当を持って出掛けてました。

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映画の出来ですが・・・・・男としては身につまされる内容でしたが、上映館が少ない事が納得出来るような気もしました。
通常料金は1700円ですが、60歳以上はシニア割引でいつでも1000円。助かります。
ただしこの日は、夫婦割引二人2000円で入場。


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映画の後は、ランドマーク・プラザで食事。天気が悪く、節電している事もあって、いつもは華やかなみなとみらい地区も暗く沈んでおりました。仕方ない事でしょうが。


映画 「砂の器」 は本当に名作なのか? [映画]

元日のWOWOWで、一部の映画評論家から邦画史に残る名作との評価を得ている、「砂の器」 が放映されていました。
約35年前の映画ですね。出演者の皆さんお若いし、すでに鬼籍に入った人も何人か。

この映画、私も初公開された時に映画館まで見に行ったのですが、率直な感想は、「だまされた!」 でしたね。
私は松本清張の原作を読んでいて、推理小説の映画化との認識で見に行ったのですが、その期待を見事に裏切られた訳です。何で裏切られたと思ったのか?
推理小説の映画化なのですから、刑事が犯人を追い詰めていく、緊迫した展開を期待していたのに、ただのお涙頂戴の映画に成り下がって(失礼)いたからなのです。

確かに、この映画を見て涙を流さない人はいないでしょうし、実際私もそうでした。原作を知らずに見に行った人にはより大きな感動を与えた事でしょう。でもね、涙なしには見られない映画が必ずしも名作とは言えないと思うんですよ。映画で観客を泣かす事など監督にとっては簡単な事でしょっ?
可哀想な人をいじめていじめていじめ抜いてやれば、一丁上がりですよ。

その他、この映画の不満な点は、
観客は犯人は誰かを知っています。手掛かりの少ない中で刑事は、犯人にいつどうやってだどり着くのか?その瞬間を期待しながら見ている訳ですよ。
ところがこの映画では、いつの間にか[和賀]なる人物が犯人である事を刑事は知っていて、捜査会議の場面で犯人の生い立ちについて語り始めるのです。
これでは刑事にインチキ・カンニングをやられたような気分になって、刑事が犯人に辿り着く決定的な場面を見逃したような欲求不満が残ってしまうのです。

どうやって、刑事が[和賀]を突き止めたのか?もちろん原作同様に映画館の写真からなのですが、この辺も原作を微妙に変えてあって、ご都合主義が過ぎるような気がします。(松本清張の小説にも、ご都合主義が散見されますが)
被害者は同じ映画館へ二日続けて映画を見に行く訳ですが、原作では二日とも同じ映画をやっていた。だから刑事は映画の中にヒントがあると思って、東京の映画会社の本社まで行って当時の映画を見せてもらった。

映画では原作とは反対に別の映画をやっていた事にしていた。
しかしね、別の映画をやっていたとなれば、最初の日に映画を見に行って、予告編で次の日から上映する映画を見て興味を持ち、翌日また同じ映画館へその映画を見に行った。と考えるのが普通なのでは。
話を端折るためにそうしたのは分かっているのですが。

そしてこの映画の最大の疑問点。
映画は、亀田なる場所で目撃された挙動不審者の聞き込みに行くシーンから始まるのですが、その挙動不審者が何者であったのか、最後まで説明がなかったように思いますがね~。映画の冒頭のシーンですよ!なのにその場面の説明を忘れるとは、なんたる大ポカ、それとも手抜き?原作を読んでいれば分かるって?

要するに、野村芳太郎監督にとって映画の前半なんてどうでもよかったんですよ。
この監督が精魂込めて撮りたかったのは、村を追われた父子が迫害を受けながら旅を続ける後半の部分だったのです。
父親が生きていると言う原作とは違う設定にしてまで。
ただ殺人を犯す動機としては映画の方が納得できますけどね。しかし、なんで和賀は電話を受けた時、人違いだと言い張らなかったのか?成長した青年の写真を見て、5、6歳の頃の面影があると言われてもね~

「砂の器」 を、なまじ名作だと言うものだから、35年前の腹立たしさがよみがえって来るのです。私も執念深い?


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2010年最初の太陽。右遠方に見えるのが日本一高いビル、横浜ランドマーク・タワー296m。
右がその拡大図。

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そして元日の富士山。

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そして初日の出によって出来た富士山の影。うん、なんか変か?

沈まぬ太陽 [映画]

を観てきました。
そして最初に頭に浮かんだ事は、『間の悪い時に、間の悪い映画が封切られたものだ』 との思いに駆られた関係者が結構いたのでは。と言う事でした。

ところで、恩地の生き方はどうなのでしょう?「あそこまではできないが、あの生き方には共感できる」 と思った方もいた一方で、「あいつは馬鹿だ」 と、否定的な意見の方も多かったのでは?
では、行天の生き方はどうなのでしょう?多分、行天支持派の人でも、「俺は行天の生き方は支持するが、俺は行天とはちょっと違う」 と思ったのではないかな?でもそれは多分、自己弁護だよね。
行天のような人間はゴマンと居ます。仲間を踏み台にし、会社の金で食い散らかし、階段を上っていった人達を嫌と言うほど見てきましたからね。

本題の映画の出来栄えですが、久しぶりの力作だと思いました。原作者である山崎豊子さんの力量が大きかった事は言うまでもないでしょうが。
ただ、時制軸(と言うのかな?)がコロコロ変わる映画は苦手ですね。この手法、映画に深み?を与えるのでしょうが、あまりやり過ぎますと、私などには話の前後関係が分からなくなってしまうんですよね。
「事故の責任をとって、辞任すると」 と言っていた社長。社長は神山 繁で、あんたは専務だったのでは?と思ったのですが、時制が変わっていて、社長はとっくに交代していたんですね。

この映画、航空会社の協力は得られなかったでしょうから、実物の飛行機は使えず、全てCGで処理されていたようですが、飛行機が離陸してくる方向と、建物の位置関係。建物と飛行機の大きさの関係がちょっと変でしたよ。
元旦の一番機、滑走路からではなくランプ・エリアから離陸したようにも見えましたし、離陸していく速度も速すぎますよ。大型機のB747ですから、もっとゆったりと見えるはずですが、あれでは離陸速度300ノットでしたね。
ただ、ハッピー・フライトのように飛行機を主題とした映画ではなかったので、それはそれでよかったのかもしれませんね。確かに迫力はありましたから。
でもね、自衛隊のヘリにJAナンバーが付いていたのは、さすがに変だと思いましたよ。自衛隊の協力も得られなかったのかな?

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話が出たついでにハッピー・フライトの事。先日WOWOWで観たのですが、合成シーンがよくできたいました。離陸のシーンをコックピットから見たところなど本物みたいでしたからね。ただ、空港が羽田になったり、関空になったりでしたので、知っている人が見れば突っ込みどころだったでしょう。

疑問に思ったところも何カ所か。この手の映画でその事を言っていたら、キリがないでしょうが。
ピトー・ヒーターが不作動でMELが適用できるのか調べてみたのですが、4個のうちの1個が不作動の場合は適用できますね。
ただし、雲一つない日本晴れとの条件が付きますので、距離の短い国内線ならともかく、ホノルルまで飛んでいく間に雲に遭遇しないなど考えられませんので、MEL適用を承認したキャプテンの判断ミスで羽田へのリターンを余儀なくされたと言う事になるでしょう。
離陸後、「雲にに入るなと言ったろ!」 などと怒っていましたが、IFRで飛んでいるのですから、そりゃ無理な相談と言うものですよ。自分の判断ミスを人のせいにするなって。

巡航中に表示されたEICASメッセージへの対応では、「このスイッチをライトにして」 などと勝手にやっておりましたが、ここではノン・ノーマル・チェックリストに従って確実に操作していくべきです。
それに台風が通過中の羽田へ戻ってくるなど、通常では考えられません。
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羽田へ引き返すための旋回中、コップの水が右のコップのように傾いていたのはおかしいですね。
調和の取れた旋回をしていれば、左のコップのように機体に対して水平になりますので。

映画を面白く見せる事と、事実通り忠実に描く事は、相反する事でしょうから、なかなか難しい所であろうと言う事はよく分かるのですが。


この映画の中で一番気に入ったのは、GH(と今では呼ばないかな?)の本音が出ていた台詞、

「ドアを閉めて、さっさと行って~」

「もどって来るなよ~」

山崎さんの小説はどれも素晴らしい!ただ、最新作の 『運命の人』 は、事件の詳細がある程度分かっていましたし、ドロドロした男女関係が大きなウエイトを占めていたからか、小説の世界にすんなりとは入り込めませんでしたね。

椿三十郎 [映画]

黒澤監督の名作、(シリーズ1本目の用心棒と比べますと、やや見劣りしますが)椿三十郎のリメイク版を観ました。
観ての率直な印象。役者達が黒澤版を意識しすぎて、オーバーな演技になっている。特に、田中邦衛が演じた若侍の二代目は、目玉をむいて口を尖らすだけの演技で、白けるばかり。他の出演者も、以下同文。あるいは、オリジナル版とは違う演技をと意識するあまり、役柄のおもしろさを消してしまっている。

脚本もしかり。オリジナル版とはちょっと違えているが、変えた理由が見あたらない。いっそのこと台詞も立ち振る舞いもそっくり真似たら良かったのに。それはプライドが許さないというのであれば、最初からリメイク版など造らなければ良かった。

それに、九人の若侍。オリジナル版ではそれなりに歳の違い、個性の違いがあったのに、リメイク版では個性ゼロ。何か訳の分からない若造がウロウロしているだけ。チョンマゲ姿も板に付いていない。

室戸半兵衛役の二代目は悪くはないが、仲代達矢の殺気は感じられないね。では、椿三十郎役の二代目は?・・・・・やめておきましょう。
二代目を演じる度胸と言いますか、自信、厚かましさだけは認めますがね。
リプリー(太陽がいっぱい)のマット・デイモンもいい度胸だ!

もう一つ、初代 城代のカミさんを演じた入江たか子には、城代の奥方らしい気品と落ち着きが感じられたのに、二代目には気品のかけらも感じられなかったのは、さもありなん。私用の旅行かなんかで飛行機に乗って来た時、トイレの中で喫煙し、CAに注意されても知らぬ存ぜぬで通した母娘でしたからね。

二つの映画を見比べて感じる事は、黒澤作品は、カメラアングル、人物の配置と動きなどの全てが計算し尽くされて撮影されているという事。リメイク版にはそれが感じられませんね。黒澤監督と森田某の力量の違いと言ってしまえばそれまでですが。
ただね、この映画、映画監督を目指す人のバイブルになり得ると思いますよ。反面教師、良い作品と駄作の違いが如実に表れていますからね。

ところで、◯◯製作委員会というのはやめて欲しいね。以前は確かにこの名前で面白い作品が造られていましたが、近頃はさっぱりですからね。

口なおしに、オリジナル版を観る事にしますか。
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象の背中 [映画]

という映画が封切られています。原作は産経新聞に掲載されていた連載小説なのですが、ハードカバーにもなってます。
この小説、とにかく涙なしには読めません。48才の若さで癌に倒れた主人公への同情もありますが、
この歳になってみますと、自分の姿と重なってくるんですよね。俺ももうすぐこんな感じで死んでいくのだろうか?と。

この映画のラスト・シーン、臨終場面はどうなっているのでしょう?気になるところですが、私が監督ならこんなラストにします。
スクリーンの画面は真っ暗。主人公の下顎呼吸の音だけが、「ヒィー・・・ヒィー・・・ヒィー・・・」
と大きく館内に響き渡っています。
その音に被さるように、近親者が呼びかける声が続きます。
高校生の娘。「お父さん! 頑張って!」
大学生の息子。「親父!」
長兄。「幸弘!」
そしてしばらくの沈黙の後、妻が優しく呼びかける声が聞こえます。「あなた・・・・・お疲れ様」
下顎呼吸の音がだんだん小さくなり、やがて消えていきます。「ヒィー・・・ヒィー・・・・・ヒィー・・・・・・・」
10秒間ほど真っ暗な画面が続いた後、エンディング・ロールが流れます。
映画にした場合、こんなラスト・シーンにするといいのではと考えますが、実際はどうなんでしょう?

人間、死ぬってどんな感じなのだろう?生きている者にとって永遠の謎ですよね。自分の、今の、この意識が永遠に失われるなんて、想像も出来ませんからね。その謎が解けた時を「悟る」 と表現できるのでしょうが、我々凡人にはまず無理な話ですね。
もとより死後の世界など信じていません。そんな世界があったら大変な事になります。今までこの世に現れた全ての生命が、その世界に集まってくる事になりますからね。人間も馬も牛も犬も。いやいや昆虫までもが。こりゃ、騒々しいとんでもない世界になってしまう (笑)

「人間、死ぬ瞬間はどんな感じなのですか?」 と誰かに聞いたとしても、誰も答えてくれません。
色々な経験をした人、何でも知っている博学な人でさえ、死んだ経験はない訳ですからね。そう考えますと、天国がどうの、極楽浄土がどうのと、偉そうにお説教を垂れている聖職者の言葉にも説得力がありませんよね。

以前、死ぬってこんな感じかなと思った事はあります。鎖骨を骨折して、チタンプレートを入れる手術をする為に麻酔をかけられた時の事です。血管に麻酔針を刺されて、「はい行きますよ」 と言われた次の瞬間、目の前が真っ暗になって、意識を失いました。
死ぬ時って、きっとあんな感じなのかもしれませんが、後からその時を振り返って、その瞬間 頭に浮かんだ事を思い出す事が出来るから、事実として認識できるのであって、本当の死には後に何もなし、真っ暗なスクリーンが続くだけです。故に人間は死の瞬間を、「いま死ぬんだ!」 と感じる事はないのではないか?何も思い出せないのだから。
これがいま考えうる事、私の悟りですね。

こんな縁起でもない話を正月早々から、と言わないで下さい。死を見つめてこそ、新しい年を迎えられる素晴らしさ、生きている素晴らしさを実感できるのですから。な~んちゃって (^^ゞ


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泣けて泣けて・・・・・笑えて [映画]

そんな映画がありますよね。ただのお涙ちょうだいではなく、泣けて泣けて、そして見終わった後で心が和むような映画。映画評論家は絶対に評価しない映画でしょうが。評論家の偉い先生方は小難しい映画を評価するんですよね。難解な映画を評価する事で、評論家としての自分の価値も上がると勘違いしている。
格言。映画評論家が絶賛する映画に面白いものなし。

そんな心が和む映画の中で、私の一押しは「ポケット一杯の幸福」 だったのですが、もう一つ、待望の映画がDVD化されました。
乗っていたバスの事故で、この世に未練を残したまま死んでしまった四人の男女が、ある若者の体を借りて、その心残りの事をやり遂げる。理屈抜きに泣けて泣けて、笑えますよ。

近ごろカミさんに言われます、「また映画を見ながら泣いてるの?歳取って涙もろくなったわね」
鬼の目にも涙。


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HELP [映画]

と言いましても、別に助けを求めている訳ではありません。
ビートルズ主演の映画、「ヘルプ!」 が、DVDの鮮明な画像とクリアなサウンドとなって、よみがえったのです。
この映画が公開された頃は、私も青春の真っ直中、(そんな頃もあったのです)何度見に行った事か。
映画の中の音楽シーンになりますと、女の子がスクリーンの前に一列に並び、一段高くなった舞台の床を叩きながら、踊り狂っていたのが鮮烈な印象として残っています。

私はビートルズに多大な影響を受けました。特にそのファッションに。なかでも映画 の中でポールが着ていた衣装にはしびれましたね。黒にピンストライプが入ったジャケットとタートルネックセータの組み合わせ。映画の中で一番好きな、ストーンヘッジを遙か遠くに臨む草原で、英国陸軍に守られながらレコーディングを行うシーン。その中でポールが着ていグレーのスーツは最高でした。それにブーツもね。
あんなブーツが欲しくて、東京中(ちょっと大袈裟?)を探し回ったのですが、見つける事ができませんでした。
そんな訳で、今でも渋い服が好きなんです。
「地味な服を、派手に着こなす」 これがお洒落の極意だと思ってます。実践は伴っていませんが (^^ゞ

ビートルズの日本公演ももちろん見に行きましたが、その時の印象は。映画などでは分かりませんでしたが、すごい金髪だったという事と、歌が下手だった事でした。


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硫黄島からの手紙 [映画]

と言う映画がありました。この映画をカミさんと見に行った時の事、「いおうとうからのてがみ」 と私が読みました所、「違うわよっ、『いおうじまからのてがみ』 が正しいのよ。」 と言って譲りません。
「何を言う、『いおうじま』 なんて読むのは日本語の読み方をよく知らない外国人がする事。『ふじやま』 などと言うのと同じだ。それでもお前は日本人か!」 と、反論したのですが、決着がついていませんでした。

そして、今日の新聞に、
国土地理院が硫黄島の正式呼称を、『いおうとう』 とする事に決めた。とあるではありませんか。
どうだっ、やっぱり俺の言う事に間違いはなかった。お父さんは常に正しいのだっ!

この件に関して、米国のメディアなどに困惑がひろがっているそうです。特に退役軍人会などは、硫黄島はあくまでも “IWOJIMA” でなくてはならないと猛反発しているとか。「日本が歴史を書き換えた。」 とまで言ってるそうですが、こいつらどこまでつけ上がる。


金妻 [映画]

懐かしいですね!今から二十数年前、一世を風靡した不倫ドラマ?「金曜日の妻たちへ」。何が金曜日なのかよく分かりませんが (笑) 物語の舞台となるのは東京近郊のベッドタウン。はっきり言ってしまえば、田園都市線「たまプラーザ駅」 から10分ほどの丘の上にあるテラスハウス。ドラマの資料によればそのテラスハウス、4LDK 専有面積111平米。当時の分譲価格は4千五百万円から五千万円との事。
私も当時は田園都市線沿線に住んでいたんですが、憧れましてねテラスハウス。一戸建てより憧れました。でも買えなかった。なぜなら、車にお金をつぎ込みすぎていたから(カミさん談)。黙らっしゃい (^^ゞ

ところで、何で今ごろ金妻を話題にするかと言いますと、DVD を買ったのです。近所のレコード店になかったので、インターネットで調べてみたのですが、けっこう値段に差がありました。私が買ったのは、全14話 6枚組で2万円ちょっと、けっこう安かったんではないかと思っています。

で、今さら何で DVD を買ったのかと言いますと、ステイ先の福岡のテレビ局で金妻をやっていたんですよ!しょっちゅう泊まる訳ではありませんので、途中の2回ぐらいしか見ていないのですが、一度見てしまいますと、次にどんな展開になるのか気になってしまうんです。このドラマが放送された当時、毎回見ていた訳ではなかったようで、断片的な記憶はあるのですが、最後はどうなったななどの詳しいストーリーまでは覚えていませんでしたので。

昨日 DVD が届いたので、さっそく見てみたのですが、当時の事が鮮やかに蘇ってきました。私もまだまだ若かった。いま考えれば、なんて馬鹿な事をしていたのだろうと、反省する事ばかりです。今でも馬鹿な事をしている、なんて言わないでくださいね (^^ゞ

記念すべき第1回目の放送、朝寝していた古谷一行の上に子供が、「パパ起きなさい。」 と飛び乗ったところ、打ち所が悪かったのか七転八倒の苦しみ。奥さんのいしだあゆみに、「パパどこが痛いの?」 と聞かれた古谷一行、「朝はあそこが堅くなっているので、上に飛び乗られてダメージを受けた。」 ですと。
昔もこんな際どい会話をやっていたんですね (笑)

でもね、この手のドラマ、何でいつも「パパ、ママ」 なんでしょう?それに代わる日本語がないのなら致し方ないけど、日本には「お父さん、お母さん」 と言う、こんなに美しい言葉があるではありませんか。
その他に、バイク乗りとして、ひとつクレームが。いろいろなドラマの中で、若者がオートバイに乗るためにヘルメットを被るシーンがよくありますよね。ところが被るだけでアゴひもを締めない!これではヘルメットを被っている意味がありません。時間を節約したいんだろうけど、テレビドラマには啓蒙活動という重要な役目もあるはず。ほんの数秒の事、この辺は省略しないでちゃんと作って欲しい。

まっ、そんな事は我慢するとして、4話まで見ましたが、この後の展開が楽しみになってきました。出演者の皆さんお若いし、PPM の音楽も良かった。私が生まれた初めて買ったレコードも PPM でした。
『パフ』


宇宙戦争 [映画]

スピルバーグがリメイクした SF 映画、『宇宙戦争』 を WOWOW で見ました。
スピルバーグがリメイクするぐらいだから、新しいアイディア、衝撃の結末があるのだろうと期待してのですが、率直な感想は、「何のためのリメイクだったの?」 でしたね。
最後に宇宙人がくたばるのも、傑作の誉れ高い第一作と同じだったし、ただ CG が凄いだろ!それだけの映画でしたね。

黒澤監督の『影武者』 を見た時と同じ評価(偉そうですが) を贈りましょう。(黒澤)スピルバーグ老いたり!

いま一番見たい映画は、『善き人のためのソナタ』 と『世界最速のインディアン』 です。