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お勧めの航空小説 [航空関係]

今年の松本清張賞の受賞作 推定脅威 結構面白くて、一気に読んでしまいました。

「自衛隊戦闘機が、スクランブル飛行中に墜落した」謎に、航空機メーカーの若手女性エンジニアが迫る。
1.gif

著者は東京大学で航空工学を学び、戦闘機の設計にも関わっていた工業デザイナー。とのことで、読んでいましても飛行の描写などにも違和感はありませんでした。
また、お堅い話ばかりではなく、男女関係なども描かれていて、息抜きも出来ます。
自衛隊の組織、部隊運用などについては全く分かりませんので、評価のしようがありません。

結末は予想できましたし、フラッター 即 空中分解なのか?との疑問もありますが。

ただし、大きな間違いが一カ所ありましたので、指摘しておく必要があるでしょう。
58ページ、

ミリタリーパイロットという人種は概ね似たような傾向がある。(中略)「彼らは心の奥に常に、明日死ぬかもしれないという意識があり、そのため悔いを残さぬよう、思いついたらすぐに実行しないと気がすまない」のだそうだ。(中略)
一方、同じパイロットでもエアラインの方は趣が違うようだ。彼らの多くは、実に計画的に、休日のレジャーや愛人との交際、サイドビジネスなどを実践している。

ミリタリーパイロットは確かにそうかもしれません。一方のラインパイロット、明日死ぬかもしれないと思いながらフライトをしているとしたら、大いに問題でしょうね。
ましてや、多くが愛人との交際、サイドビジネスを実践しているなどと、ラインパイロットに対する誤解、偏見ですよ。一人もいないとは言いませんが (笑)

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皮算用

以前、対潜哨戒機のトイレ(広いスペースにおまるが1個)を見たことがあります。所要の性能を得るために、すべての快適性を切り捨てた造りであることを垣間見た気がしました。もちろん安全に対する扱いも、その程度なのでしょう。・・・となると、思考回路は事故や死を意識したものになるかもしれませんね。

一方民航のパイロット、レジャーの面でFD様が伝説になっている事とかは、ありませんか(笑
積極的なレース活動とか・・・
by 皮算用 (2014-07-23 20:04) 

FD

もと、海自にいた人が、「トイレを使ったら、それの始末をする人のためにチップを置く習慣があった」と言ってました。

私が伝説ですか!?とんでもないアホだと言われていたかもしれません。
私のような肉体労働者は、怪我すれば、仕事が出来なくなると言うことですからね。若気の至りと言うよりは、老人の至りでしょうか?

何しろ小説のモデルになったこともありました。
内田幹樹氏著、『査察機帳』12ページに、「どうも車輪が二つあるデゥカティという名の犬で、筑波のコースを時速160キロで散歩中のできごとだったらしい」
と書かれたくらいですもの。ただし、小説と違うところは、既にキャプテンになっていたのですが。


by FD (2014-07-24 20:14) 

カイホ

70ページでは
カンパニーでパエリア鍋を注文する
と云う暴挙にでてますが・・・
FDキャプテンは料理されましたっけ?
by カイホ (2014-07-24 22:57) 

FD

私の料理の腕はインスタント・ラーメンまでです。
頑張っても目玉焼き。料理とは言えないか? (笑)
ただ、凝り性ですのでまじめに取り組めば、かなり本格的になると
勝手に思っておりますが。

カンパニーで「メタノール2本」と言うと、ラーメンの出前を
取っておりてくれる。などの話を聞いたことがありました。
のどかな時代でしたね。

by FD (2014-07-25 16:17) 

☆彡

カンパニーの隠語で食品関係をお願いします。

以前、聞いたのは「オイル缶」→「カップ麺」でした。



by ☆彡 (2014-07-25 17:00) 

FD

オイル缶もありましたか。
地方空港ごとに色々な隠語があったようですね。

by FD (2014-07-26 07:33) 

川本和弘

山陰のY空港ではオイル缶⇒名産の麺の注文依頼でした。つまり「オイル缶2本」」で、CaptainとFOの2人分!

表題の本、運用面での知識が無いのか又は素人に解りやすくしているかは解りませんが『事実ではない』ことが多くやや興ざめでした。
by 川本和弘 (2014-07-27 19:04) 

FD

私の世代では、隠語のお世話になることは叶いませんでした。

ご無沙汰しております。
確かに読んでいて、ホントかな?と言う記述を多く見かけましたが、
自衛隊の運用に関する知識がありませんでしたので、どうせ小説
面白ければいいか、との認識でした。

あの時の約束?まだ覚えていますが。




by FD (2014-07-27 19:40) 

川本和弘

九州某空港のレタス巻きの暗号は忘れました。

レタス巻きは乗員より(大阪の)CA(当時は勿論”デス”)が、○○まで頼みに来ていました。あまり書くと、バレるので・・・(笑い)

仰るとおりで、小説ですから。帯の宣伝が凄いのでそのまま買ってしまいました。

約束ですか?勿論覚えています。FDさんのご都合が良い時で。

恥ずかしながら、まだ、RNAVとFOQAを担当しています。今度King airに乗る機会があるかも知れません。が、カミサンには流石に寸前まで言えません。期待しないで期待しています。

いつも楽しみに読ませて頂いています。写真も。
by 川本和弘 (2014-07-29 23:35) 

FD

私もある方の小説の監修を頼まれたことがあったのですが、
こんな事はあり得ないと言って、削り取っていきますと、小説としての
面白さが失われていくんですね。例えば、
下地島空港で東側のダウンウインドを飛ぶことはあり得ないと
言ってしまいますと、小説の中のエピソードまでも切り捨てることに
なってしまいます。難しいところですね。

Kingair 350に乗る話ですが、雑誌で見ましたら中古機を購入して
色々な装備を追加したとありましたが、結局運航会社はどこになったの
でしょうか?雑誌にはそこまで書いてありませんでしたので。

by FD (2014-07-30 18:46) 

12=1,2

でも、何かと「死ぬかも知れないのは俺等」と言いながら条件闘争する方々を知っています。インシデントでも、正しいデータを無視して都合が良い無理やりな論理での責任回避する方々も知っています。いいけど、HND発でMELなんて有り???おかしいでしょ!?
by 12=1,2 (2014-08-13 00:56) 

FD

近頃と言いますか、私が退職する頃、フライトのために会社に出社しますと
「キャプテン、この便にMELを適用することが決定しました」
などの、ふざけた言い草が蔓延していました。
MELを適用するかどうかの最終判断は、機長の権限のはずなのですが。
乗員もなめられたモノですね。

by FD (2014-08-13 19:45) 

12=1,2

条件闘争ならまだしも、実際に飛んでいる時に無線を聞いていると、管制にそれを醸し出してる方々が多いこと。それがどれだけ管制にも鳶職にもリスクを増大させているのか?と思う次第でございます。
ところで、「永遠の0」は結局見ないのですか?まあ、敵を知る意味でも見られたみては?ジブリの零戦物より凄く良かったですよ
!某マスゴミも大戦の折には煽りに煽ったのにね。サッカー日韓戦には、某マスゴミの社旗を振って応援しません?!笑
by 12=1,2 (2014-08-15 23:32) 

FD

『永遠の0』映画は駄作だと聞きましたので、金を払ってまで観る気が
なくなりました。
近々WOWOWで放映するでしょうから、それまで待つことにします。
ところで、テレビ東京がテレビドラマとして放映するそうですよ。
映画がダメなら、ドラマに期待しましょう。
NHKで『撃墜、三人のパイロット』と言うドラマをやっていましたが、
今のCGは凄いですね!
97式戦闘機や零戦、紫電改などによる空中戦が完璧に再現されていました。

私も以前のブログで、「サポーターの皆さん、朝日の社旗を持って応援に行きましょう」と書いたことがあります。

by FD (2014-08-17 09:57) 

arigato-nao

妻のIDを勝手に使ってコメントです。
オススメされていました「推定脅威」を読み終わりました!
なかなか面白かったです。
が、もうちょっと最後ひねりのあったオチを期待していました。
倉崎が犯人だったり?とか。

内田幹樹氏の小説もご存知のようで。
内田氏の小説、エッセイ、全部読んでます。
当然、、『査察機帳』も。
いま確認したら載ってますね。
なぜか勝手に親近感。

久しぶりにまた『査察機帳』読みます♪
by arigato-nao (2016-05-07 20:05) 

FD

>内田幹樹氏の小説もご存知のようで。
と言いますか、以前にも書いたことですが、内田CAP のラストフライト
にご一緒させて頂きました、ロンドン便でしたが。
面白い小説をまだまだ期待していたのですが、残念です。



by FD (2016-05-08 21:33) 

shige

内田幹樹さんの文庫がようやくデジタル書籍としてibookにて購入できるようになり、久しぶりに読み直してた所でこのwebに出会いました。ひょっとしてK機長様で宜しいのでしょうか?
専門用語の半分も理解できないのですが、パイロットという尊敬と憧れが入り混じった男子的部分と目の前に浮かんでくるような背景描写が大好きです。
by shige (2016-11-11 19:27) 

FD

古い記事にコメント頂きましてありがとうございます。
どの小説かは分かりませんが、『K機長』なら私のことかもしれません。


by FD (2016-11-12 16:54) 

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