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胴体着陸 [航空関係]

先日、松山空港において胴体着陸事故がありましたが、車輪のトラブルかと思ったら、そうではなくて、車輪の出し忘れだったようですね。
車輪を出さないまま、パワーをある程度以上絞りますと、警報音が鳴るようになっているのですが、とっさのゴー・アラウンドが間に合わなかったのでしょう。
ところで、車輪の出し忘れと言いますと、私も思い出す事件?があるのです。

今から約35年前(もう時効でしょう)、私がまだ訓練生だった頃の話です。
当時、熊本空港をベースとして、双発プロペラ機のパイパー・ナバホを使い、ナビゲーションなどの訓練を行っていました。
その日は熊本空港を飛び立って名古屋空港までのナビゲーション訓練を行った後、夜間のタッチ・アンド・ゴー訓練を名古屋で行っていたのですが、

最初は私の相棒が操縦席に座って訓練を受けていたのですが、ダウンウインド・レグを飛んでいる時、
教官から、「ハイ、交代して」 と言われましたので、相棒と操縦を交代する事になったのですが、場周経路で交代する訳ですから、結構忙しかったんですよね。
その時までは、『ギアはまだ下ろしてないな』 と認識していたのですが・・・・・

相棒が後ろの席へ下がって、私が操縦席へと移動し、シートベルトを締めて、チャートを用意し、ヘッド・セットを付けて手袋をはめ、用意ができた所で、普通は「アイ・ハブ・コントロール」 と言って教官から操縦桿を引き継ぐのですが、前を見ますと、飛行機はすでにファイナル・レグに乗っていて、滑走路が真っ正面に見えていました。

操縦を代わろうか迷ったのですが、教官が「ユー・ハブ・コントロール」 と言わないし、教官もたまには操縦したいのだろうと思った事もあり、そのまま教官に操縦を任せていたのでした。

飛行機が滑走路の上まできて、最後の引き起こし操作を行いながら、パワーを徐々に絞っていった
その時!“ ビーッ” と言う警報音がコックピットに鳴り響いたのでした。
私は、『何の音だ?』 と、とっさの事態を呑み込む事ができなかったのですが、さすがは教官!間髪を入れずフル・パワーにしてゴー・アラウンド、胴体着陸という最悪の事態を回避したのでした。

blognavajo.jpgあの時、私が『アイ・ハブ・コントロール』 と言って操縦を交代していたとしたら、どうなっていたか?

いま考えても、「危なかったな~」 と思い出しますね。





ところで、-400などの大型旅客機で、車輪を出し忘れて胴体着陸。なんて事が起こり得るのでしょうか?
それを防ぐため、色々な警報装置が装備されています。-400を例に取りますと、
車輪が下りていない状態で以下の状況になると、警報音が発せられます。
① 電波高度計が800フィート未満の時、いずれかのスラスト・レバーが絞られた。
② フラップが、着陸フラップ25または30まで下ろされた。
GPWSの機能の一部として、
① 電波高度計で500フィート以下に降下した。
この場合は “ TOO LOW GEAR ” の音声警報が発せられます。

これだけの警報装置が装備されていれば、胴体着陸などと言った事態は起こり得ないでしょう。


犬の散歩コース。朝は中学校の脇の道を通るのですが、校舎とフェンスの間でミニ・トマトを栽培しています。しかし、植えっぱなしで手入れをしないので朽ち果てるだけ。
これではトマトが可哀想だと思い、前を通るたびにフェンスの隙間から手を突っ込んでトマトをもぎ取り、犬に食べさせているのですが、ちょうど脇を通り掛かった中学生の女の子二人、「餌代が助かるから、食べさせてるのよ」 と話しているのが聞こえてきました。
君たちが手入れしないからだよ。
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